【応援!ピンククロス】「防災ナース」地域活性化のための防災セミナー

はじめまして!健康になりたい人の応援隊長、フリーナースライターのマイマイです。

 

私は看護師によるプロジェクトチーム【PINK CROSS PROJECT(ピンククロス)】に参加しています。

 

今回、ピンククロスが主催するイベントとして第一回【防災セミナー】が開催されました。

 

今、こちらの記事をご覧の方は「え?ピンククロスってなに?」と思われた方がほとんどではないかと思います。

 

そこで、初めての記事となる今回はピンククロスプロジェクトとは何か?どんなことをやっているのか?をお話し、その活動の一環である防災セミナーを通して、ピンククロスの活動についてお伝えしていきます。

 

そんな内容をお話しして、少しずつ地域活性化プロジェクトの実態を知って頂ければと思います。

看護師による地域活性化プロジェクト【PINK CROSS PROJECT】について説明します

 

★PINK CROSS PROJECT(ピンククロス)の活動と目的

・ピンククロスは 「看護の力」で地域を活性化する、市民運動団体の総称。

・日本全国にいる潜在看護師(資格を保有しながら就業していない看護師)70万人の発掘・育成を基に「新しい働き方の創造」と「地域活性化による健康と防災力向上」を目指す。

・地域コミュニティを活性化し地域に根ざした健康支援を行うため、潜在看護師の掘り起こしや人材育成を行う。それにより看護師の新しい可能性を創造するとともに「地域の健康力向上」「地域の防災・減災力強化」を目指す。

・地域における健康増進や生活支援を、地域医療と連携しながら行い、個人・家族・地域全体を健康にするハブ(中継役)を担う。

 

ピンククロスは、母体である【一般社団ナイチンゲールスピリット連盟】のプロデュースにより設立されたプロジェクトです。(ナイチンゲールスピリット連盟の詳しい活動内容については、こちらから

 

「看護師の力を発掘・活性化して地域のコミュニティの中で活かしていこう」「古き良き地域のつながり近代的ネットワークの良いところを掛け合わせて、地域の健康を守ろう」

 

本気で「日本を良くしたい!」「健康を守れる世の中にしたい!」と願う看護師が中心となり、地域の活性化に向けて活動している・・・それがピンククロスです。

ピンククロス防災ナースの始まり

2017年9月10日、看護師を対象にピンククロスによる第一回防災セミナーが開催されました。今回の防災セミナーは今後、災害発生時に【発災後72時間以降にで活動する災害ナース】を育成していくための活動の一環として行われました。

防災ナースが生まれたきっかけ

ピンククロスは元々は市民運動としてスタートしましたが、2011年3月11日の東日本大震災の被災地支援をするために初めて法人化されました。現地の支援をするために、法人としての手続きが必要だったためです。医療チームを結成し宮城県の気仙沼で医療支援活動を行いました。

 

しかし、災害時支援を通しピンククロス発足メンバーが感じたことは「数名の活動でできる支援には限界がある」という無力感でした。

 

そして、その経験から「災害時に向けた平常時からの地域作り」に活動方針が向けられました。それには、災害時に遠方からの支援だけに頼るのではなく、それぞれの地域に密着して防災・減災活動に取り組む人間が必要です。そこで防災ナースという考えが生まれました。

防災ナースの目指すビジョン

それぞれの地域に住む人が、それぞれの地域で「災害時の備え」をするとともに、「地域のコミュニティづくり」「健康への取り組み」を行うことで地域を活性化する。

 

その活動を形にするために、それぞれの地域に住む看護師、特に地域に眠る70万人の潜在看護師に焦点が当てられました。

 

日本全国に眠る看護師の力。ひとの力、つながり。日本の抱える社会的課題の解決に寄与するため、まずは災害時に備える力を持つ【防災ナース】を育成し増やしていく。

 

そのきっかけとして、防災ナースセミナーは行われました。

セミナーレポート:一緒に学ぶ、防災知識

第一回となった防災セミナーでは、ピンククロスの活動紹介とともに、災害時への備えや災害時の対応方法、支援活動の概要について講義が行われました。

代表看護師の紹介

ピンククロス協議会代表である、飯田祐巳。母体であるナイチンゲールスピリットの創始者でもあります。

明るくハツラツ!話していると元気になれます♪

防災セミナー講師の紹介

第一回となる今回は、相馬清隆さんが講師として登壇されました。

日本リスクマネジャー&コンサルタント協会の事務局長を務めている方です。

威厳のある方に見えますが、防災について冗談も交えながら軽快にお話ししてくれました!

防災ナースの役割

防災ナースは、常に防災に関する活動を行うのではなく、災害のない平時は「地域コミュニティナース」として、災害発生後には「生活再建リエゾンナース」として活動します。

★平時における活動「地域コミュニティナース」

・地域コミュニティのヘルスケア

・地域の災害弱者・ペット情報の把握

・地域医療との連携

・自治体(防災課)との情報交感

 

★災害時における活動【生活再建リエゾンナース】

・自治体との地域被災情報の相互伝達

・被災者への生活再建情報の提供

・地域の見守り活動の実施

 

災害が起きていないときの防災ナースは「地域コミュニティナース」として、それぞれが住んでいる地域で地域の人と関わり、住民と医療機関・自治体が連携を取れるよう地域に密着した活動を行います。その地域で生活する看護師として、災害が起きる前から住民や自治体との信頼関係を作り、住民の健康管理に寄与します。

 

一方、災害発生後は「生活再建リエゾンナース」として被災者に寄り添い、生活再建のコーディネーターとして情報の伝達役となります。自治体や救助・支援チーム、弁護士などの専門職との橋渡し役として、被災した地域住民と支援者をつなぎます

災害に備えて、誰もが知っていて欲しいこと

防災ナースセミナーの講義内容の中から、特に知っておくべきことをお伝えします。

あなたは備えていますか?災害大国でありながら、防災教育が進んでいない現状

日本では毎年、地震・大雨・津波・豪雪などで命を落とす人がいます。

 

先進国の中で、日本ほど災害と災害による死が常に隣り合わせな国は他にはありません。にも関わらず、日本の現状では防災教育は進んでいません。

 

その背景には、「学校に防災を教えられる先生がいない」という現状があります。最近では国のガイドラインが改訂され、指導要領が加わりましたが、実際に教える知識を持っている人がいない。

 

そこに注目し、「地域で防災指導ができる看護師を育成しよう」と立ち上がったのがこの防災ナースです。

知っていますか?災害後○時間までは、被災した地域から出ることも入ることもできない

災害発生後72時間は、一定のエリアが封鎖され、車両での移動が禁止となります。被災時にたまたまその地域にいたとしても、その期間中は身動きが取れないということ。

 

「車があるのに、歩いて帰宅」となる可能性もあります。ネットワークも遮断される可能性があるため、職場から自宅までの経路を調べておきましょう。

いざというときの連絡手段は?スマホが使えなくなったときに備えよう

被災時、家族や仲間との連絡手段の確保は重要です。

 

東日本大震災時に有用だったのはtwitterfacebookインターネットメールでした。ですが、必ず携帯電話・スマートフォンが使えるとは限りません。停電・電池切れ・サーバーエラーなどの恐れがあります。

 

そんな中、東日本大震災後を踏まえて見直されたのが、公衆電話の存在。通勤経路にある公衆電話を頭に入れておくと良いです。携帯電話で電話帳管理をしている人がほとんどだと思いますが、最低限家族や身近な人の連絡先は紙媒体で持っておくことも重要です。

 

デジタルアナログ、両方の準備をしておくのがベスト!

何日分あればいい?災害時の備蓄

多いに越したことはありませんが、最低限3日間(72時間)乗り越えられる備蓄をすることが目安となります。

あなたの家は大丈夫?ハザードマップで居住エリアの危険度を知ろう

「ハザードマップ」は、自然災害による被害の軽減・防災対策を目的とした地図です。被災想定区域のほか、避難場所・避難経路などの防災関連施設の位置も表示されています。

 

ぜひ国土交通省のハザードマップポータルサイトから、ご自分の居住エリアのハザードマップを探してみてください。

地震が起きた!身の安全を確保するための「ゴブリンポーズ」で自分を守ろう

強い地震による揺れを感じたら・・・何を置いてもまずは自分の身の安全を確保しましょう。転倒したり飛ばされたりしないようしゃがみ込み、大事な神経が走る首を守ります。

 

ピンククロスでは通称「ゴブリンポーズ」を提唱しています。

命は助かった…でも家が!必ず申請すべき「罹災証明書」

罹災証明書は、災害の被害に遭われた方の申請によって、各自治体が家屋の被害状況の調査を行い「全壊」「大規模半壊」「半壊」「一部損壊」等を認定し証明するものです。申請によって、ということは自分で申し出なければならない、ということ。

 

審査・調査・交付は市町村が行うため、大規模な災害の場合、調査に時間がかかります。その後の支援を受けやすくするために、忘れずに速やかに申請しましょう。

 

証明書が発行されれば、保険金の受給生活再建支援金義援金税金の免除仮設住宅への入居などを申請することができます。

差押禁止財産!被災者生活再建支援金は、復興だけに使われる大切な資金

自然災害により生活基盤に著しい被害を受けた者に対し、都道府県が相互扶助の観点から生活再建のための資金が支給されます。これは住民の生活の安定と被災地の速やかな復興のために支給するもの。その差し押さえは禁止されています。

 

「支援金があるなら、借金を返せ」などというのは不当な行為となります。応じる必要はありません。

まずは知ること。そこから、備えること。

ここでは全て書ききれませんが、少しは災害に向けた準備や、被災時にやるべきことを知って頂けたでしょうか?

 

「聞いたことがある」と頭に残っているだけでも、被災時の対処につながります。「知らない」を「聞いたことがある」にする。さらに「知っているからできそう・できる」にする。

 

そのための知識を得て、地域に普及するのが【防災ナース】の目標です。そして災害時、地域を守るためには【地域の中のつながり】を構築しておくことが大切です。

 

もちろん私も一緒に勉強して、防災手帳をもらってきました!

 

ピンククロス実行委員の紹介

今回のセミナーの司会進行を務めた、実行委員の杉本寿子。

「みなさん、お疲れ様でした!」

「分からないところはありせんでしたか?」

 

柔らかい笑顔と声のトーンで癒されます♪

まとめ:ピンククロスは看護の力を活用し、日本中の地域活性化とヘルスケア、防災対策のために全力を尽くします

ピンククロスの活動が何か、知って頂けましたか?

 

各自が住む場所で、身近な人の地域の生活に貢献するコミュニティナースを全国に育成する

 

地域で支え合う温かい社会・ネットワークを作っていく

 

それがピンククロスの理念です。ピンククロスは看護師の団体ですが、目指しているのは【全ての人が手を取り合う、人と人のつながりのコミュニティ】です。

ピンククロスでは一緒に活動できる仲間を募集しています。ピンククロスのHPfacebookをよかったらチェックしてみてくださいね♪

たくさんの方に、この想いが届きますように。

 

あなたの想いや仕事を、記事として形にしませんか?