このHPをご覧下さっている皆様は多少なりとも縁joyナース部に興味を持ってくれているのでは?
今回こうして記事を書く機会を頂いたので、新卒から普通に病院勤務を続けてきた普通のナースである私が、縁joyナース部にどう出会って何を感じたかを書いてみようと思います。
私の看護師歴~忙しいながらも環境に恵まれた病棟時代
まずは自己紹介を兼ねて経歴紹介。
学生時代から看護師になることに憧れ、大学の看護学部に入学。
卒後は大学付属の大学病院に入職しました。(実家から通える距離だったから、他の病院に特に魅力を感じなかったから)
最初に配属されたのは、肝胆膵外科でした。
オペ出し、オペ迎え、せん妄、急変とバタバタ病棟で1年目を経験。
いわゆる怖い先輩もいましたが、同期に恵まれ無事2年生に。
2年目からは病棟再編の波にのまれ、HCUに異動し半年を過ごす。様々な病棟からスタッフが集まり成り立った部署だったので
団結力があり楽しい時間を過ごす。
半年でもとの肝胆膵外科病棟に異動し、計6年を過ごしました。
転機となった結婚と転居
その間に結婚し、自宅と病院が遠くなったこともあり、退職を相談。
まずは、夜勤のない部署に異動してみたらと意見をもらい、外来部門である地域連携部に異動し2年を過ごす。
環境がガラリと変わり、新たな学びを得るとともになんとなく物足りない感覚になり。。この学びをもって病棟に戻ったらより良い看護が提供できるのでは、と真面目に考え異動希望を出す。
食道胃腸外科に異動。希望の病棟勤務でしたが、まあここも忙しかった。
加えて、交代勤務の関係で日勤定時が21時。電車で1時間ほどかけて通勤していたので、残業を終えて帰ると0時近く。。。なんてことも多々あり。
「はて、この生活いつまで続けられるのか?」と疑問に。
そしてあるあるかもしれませんが、業務に追われて思うように時間をかけて患者さんに看護が出来ていないんじゃないか、看護を提供するのではなく業務をこなすことに必死な状況から逃れたい。。と考えました。再度退職を希望し、計9年の大学病院勤務に終止符を打ったのでした。
忙しい生活から離れてみて・・・
忙しい勤務から解放され、体はとっても楽になったけれど、どこかもやもやした気分を抱えながら過ごしていました。
と、いうのも忙しいながらも人間関係には恵まれた大学病院での経験。素敵な管理職とも多く出会い、なんとなく私もいつかあんな風にと思っていました。子育てもしながらバリバリ働き信頼される管理職になる。なんとなくそんな夢があったのです。
退職をして、「その夢を叶えることが出来なくなった=なんとなく自分の人生に負けてしまった」と感じました。
大げさかもしれませんが、当時ではそんな風に感じていたのも事実でした。昇進していく同期、産休育休中の同期、育休から復帰し働く同期。反対にどこにも属さない自分。なんとなく心がもやもやしていました。
実際の生活は、退職後、自宅が転居予定だったこともあり、就職はせず派遣のバイトをしながらゆっくりと過ごしていました。
朝寝て、夜起きる生活に感動。時間があると心にも余裕が出ることを実感しました。
シフトを気にせず予定を立てられるってなんて素敵!!とぷーたろう生活を満喫していました。
「この先どうしよう?」考える中で出会った縁joyナース部
そんな中この先のことを考えたとき「他の看護師免許を持ってる人ってどんな働き方をしているのかしら」とふと気になりなんとなくネットで検索。
ネットサーフィンをしていて、たまたま縁joyナース部を見つけたのでした。
そこには楽しそうにBBQをしている写真が載っていて、どうやら違う職場に勤務する看護師同士が集まって楽しそうに過ごしている。看護師友達は大学時代の友人と勤務先の友人、先輩後輩しかいない私にとっては、知らない世界がある。。
なんだか楽しそうと、直感的に感じて入部。
当時は「オンラインでの繋がりなんて嘘くさいし、怖い」「オンラインサロン自体が謎だし、リアルで会う人以外は信じられん」とSNS嫌いだった私。なぜ入部しようと思ったのか、振り返ってもなんとなく入りたいと思ったからとしか答えようがない。。
入部直後に開催されたご飯会に参加。オンラインでしか連絡を取ったことがない人と会うのは初めての経験。開催場所の最寄り駅で部長のマイマイと副部長のあやかちゃんと初めまして。初めましてだけどなぜだか緊張もせず、今までどんな風に働いてきて、どんなことを考えているかするりと話すことができた。
もちろんその日の食事会に集まったメンツ全員と初めまして。人見知りのはずなのに同じ看護師という共通の感覚からか抵抗なく話すことができたのでした。
看護師ライター、ゆる活ナース、病院で働きつつダンサーをやっていたり、看護学生に授業をしていたり、起業していたりと今まで私が想像をしたことがない働き方をしている人人人。。。。そしてみな悩みながらだけど、好きなことをやっていてとても楽しそう。
一つの病院しか知らず、それをすべてだと思っていた私にとって、まるで異世界の人たちがわんさか。自分の井の中の蛙っぷりを思い知ったのでした。
そんな中で、
夢の達成の仕方、希望の人生の送り方なんていくらでもある。
その人がそうしたいと思えばそれが目標であり、どんな形でも果たすことはできる。
「もともと思い描いていた夢を叶えることができなかった」ことも、また場所を変えて自分がやりたい目標を叶えることができればそれが正解じゃないか!
と考えることができました。
縁joyナース部との出会いは前ばかり見ていた私に、もう少し視野を広げて周りを見る機会をくれた出会いでした。