二人の看護師が「ナースに横のつながりを作りたい!」と思いたって始めた交流会【縁JOYナース部】
2017年10月、それは当初は数人の看護師が集まる普通の飲み会でした。
それが次第に、つながりがつながりを呼びその「縁」の力が全国に広がり始めました。

「人の役に立ちたい」
「患者さんが健康になれるよう支えたい」
「でも・・・その前に自分の心身がつらい・・・」
医療の進歩、平均寿命の延伸、増えつづける医療・介護ニーズ・・・。
患者さんの健康を支えるために、医療者が自らの心身の健康をすり減らして働く・・・そんないびつな医療現場は少なくありません。
「患者さんを守りたい。でも、その前に自分の健康守れてる?」
「病院に来る前に、病気になる前にもっとできることはないの?」
病院で働く中でそんなふうに感じる看護師がいま、少しずつ増えてきています。
どれだけ医療が進歩しても、いつか人は自らを再生する力を失います。
それを遅らせるか早めるかは、ひとりひとりの「日々の生活の積み重ね」にかかっています。
だからこそ、増えるべきなのは「自分の健康を自分で守れる人」
「日々を幸せに生きて、病気になりにくい生活を選ぶ」
「いざ病気や障害になったときでも受け容れられるよう、自分の選択に責任を持ち納得して毎日を生きる」
そんな人が増えるように。誰もが「自分自身の主治医」になれるように。
病院で働いている人だけが看護師ではありません。
病院で働くのもいい。違う場所で働くのもいい。
どこでどんな働き方をしていても「看護の心」を持っている看護師はいます。そして誰かの健康や幸せのために「自分にできること」を探している・・・そんな看護師がいま、増えてきています。

(イラスト作:なゆ/縁JOYナース部)
「人を健康に幸せにしたい」
そのためにまず「看護師自身」が「ひとりの人」として健康に幸せになれるように。
看護師同士をつなげて、看護師から看護師、看護師から周りの人に、健康な心や身体づくりを届けられるように。
そんな「縁」「円」「和」のこころが、日本中に広がるように。
看護師のコミュニティだった【縁JOYナース部】には、人の健康や幸せを願う看護師が集まるようになりました。
【縁JOYナースの部屋】はそんな看護師たちが、人に「健康」や「つながり」を届ける活動を形にするための発信基地です。
「看護の心」を持ちながら多様性が溢れる看護師が、それぞれ自分にできることを日々模索しています。
ひとりひとりは、決して強くない。
けれど集まったら、きっとなにかができるはず。
この縁JOYナースの部屋からは、
・看護師+αで活動するメンバーの紹介
・看護師主催の交流会・講座・イベント情報
・個性豊かな看護師が発信する連載・レポート
などをお届けしていきます。
多様性の中で、誰もが自分らしさに出会えるように。
周りの人を大切にするためにも、まずは自分自身をきちんと満たせるように。
自分に合う場所をみつけて、他人と比べずに、しなやかに。

(イラスト共作:つくし・なゆ/縁JOYナース部)
縁JOYナース部が目指すのは
「看護師を元気に幸せにして、看護師と看護師の周りの人を健康に幸せにしていくこと」
根っこは共有し合いながら、個性豊かに多様な花や実が実る土。
ときには進みときには休み、雨や風のときにはしなやかに樹木が支え合う森。
それぞれが心地よい場所にいて、森の中で見守り合って調和のとれる距離にいられるように。
年輪を重ねるように、歳を重ねるほどに人生が豊かになるように。
小さな枝葉が折れても深い根と幹で、再生できるように。
そんな縁が実る森が広がるように。
多様性が集まり支え合う森のような場所、縁JOYナース部。
縁JOYナース部は「看護師がチャレンジをする場所」です。
縁JOYナースの部屋から発信するのは各自の「挑戦(トライアンドエラー)の道のり」です。
今の時代、自分の健康を守るのも自分を幸せにするのも、自分自身。
世間が決めた「正解」ではなく、各自の「納得できる答え」を探すきっかけがみつかりますように。
人の縁がつながることで生まれる「健康」と「幸せ」への想いが、たくさんの人に届きますように。