他 医療・健康/レポート

口元から始める予防医学!医療者自身の健康づくりから学ぶオーラルケア講座

取材日:2018年10月

未来な明日に向かって、自分らしい生き方や働き方を創造する看護師や個人・団体を紹介するコーナー【ミライナース】。こちらの記事は、前身となったウェブメディア【ミライナース】より記事を移転しています。

 

マイマイ
マイマイ
患者さんのための口腔ケアも大切だけど・・・

ご自身のケアもしっかりと♪

口の中から全身の健康を守りましょう♡

 

予防医学が注目されてきている昨今、口腔内環境と全身疾患の関連にも注目が集まるようになってきました。

 

「でも、自分はまだまだ若いし大丈夫だよね・・・?」

「しっかり歯磨きしてるし、歯医者さんにも定期的に行ってるし健康なはず・・・」

 

そう思っていませんか?

 

今回は、そんな方にこそ知って頂きたい口腔ケアの新常識!医療職の方向けに”ご自身のケア”のための口腔ケア講座を開催しました♪

 

明日思わず人に教えたくなる!医療職のための健康美・口腔ケア講座

(講師の歯科衛生士・鈴木茜さん)

 

今回、セミナーを一緒に開催させて頂いたのは【株式会社オーラルケア】様。

 

キシリトールガムを売り出したことで知られ、【「歯を守る」口腔ケア推進のパートナー】として口腔ケア製品の開発・販売、口腔ケアセミナーの開催などを行っています♪

 

「虫歯や歯周病は、まれな疾患」日本の常識は世界の非常識!日本と諸外国の口腔ケア知識の格差

 

「〇か月に1回は歯医者で歯のクリーニングをしよう」

「毎日、きちんと歯磨きを」

「虫歯は早めに見つけて治療しよう」

 

日本の口腔ケア指導といえば、こんな言葉が思い浮かぶのではないでしょうか?

 

「普段から歯磨きしてるから大丈夫」

「定期的にメンテナンス行ってるし、自分はバッチリ」

 

と思っている方もいらっしゃると思います。

 

ですが、そんな日本の常識は、実は世界の非常識

 

日本の歯科医療は「対症療法」に目が向きがちです。

 

一方、歯科医療先進国なのはスウェーデン。

スウェーデンの歯医者は患者にとって治療だけでなく、虫歯や歯周病にならないための知識・技術を学ぶ場所。

 

「虫歯になったから治療する」「汚れてきたからクリーニングする」のではなく、

 

・なぜ虫歯や歯周病ができるのか

・どこを集中的にケアする必要があるのか

・どのような方法が効果的なのか

・健康な歯を保つことでどれほど価値のある生活が送れるか

 

といった知識・スキルの指導が行われるのが当たり前だそうです。

 

歯医者で「虫歯・歯周病ができる仕組み」を知り、

さらに虫歯や歯周病にならないために「自分でやるべきこと」を学ぶ・・・。

 

歯医者でメンテナンスを行っていても、日々口腔内を正しくケアできていなければ、虫歯や歯周病を予防することはできません。

 

 

 

 

「年とともに、虫歯や歯周病になるのは仕方ない」

「歯が無くなるのは歳のせい」

 

と考えている方もいるかもしれませんが、それは当然ではありません

 

それはつまり「正しい知識や技術があれば、誰もが健康な歯や歯ぐきを保つことができる」ということ。

それに必要なのは、毎日の適切なセルフケア

 

 

(アプリで予想する数十年後の自分の姿。歯を失うことは、骨格・人相を崩す原因にもなります)

 

歯を健康に保つことは外見・カラダの健康だけでなく、ココロの健康・QOL(生命、生活の質)を保つことにもつながります。

 

早い段階で学ぶことにお金や時間を費やすことで得られる、一生モノの健康知識。

 

健康は先行投資

 

虫歯や歯周病の予防だけでなく健康の維持・向上をすることで、結果として自分や家族、大切な人の生涯にかかる医療費を減らすことにもつながります。

 

それをまずは、健康の基礎知識がある医療者が知ることで、多くの人に正しい知識を届けられるのではないか?

 

そんな思いからこのセミナーは開催されました。

 

論より証拠。歯医者に通っても虫歯と歯周病が減らない理由は日々の”正しくないセルフケア”

 

こんな調査結果があるそうです。

 

写真の左側は、定期的に歯医者で歯のクリーニングを行っている人の統計。

右側は、歯医者に通っていない人の統計。

 

それぞれの【プラーク残存率】【歯周病率】【虫歯の平均本数】を比較したものだそうです。

 

そう、実はほとんど差がありません

 

歯医者で毎日、週に何回もクリーニングに通える方はいませんよね。

 

口の中には常に常在菌と呼ばれる菌群や外から入る細菌、食事の食べかすなど、常にさまざまものが存在しています。

そして人は日々、口から空気を取り込み、人と会って会話をし、一日に何度も食事をしています。

 

数か月に一度の歯のクリーニング・メンテナンスを行っていたとしても、それはあくまでも「+α」の部分。

 

毎日使う自分の歯を正しくセルフケアできていなければ、歯医者に通う意味すらなくなってしまう・・・統計データがそれを物語っています。

 

じゃあ自分でできるケアって?オーラルケアが推奨する”デンタルフロス”で歯ぐきの奥まで美しく

 

オーラルケアが毎日の口腔ケアで推奨しているのは、デンタルフロス(糸)を使用した歯間のケア。

 

口の中で最も歯垢・細菌が繁殖する温床となるのは、歯と歯が接している部分歯と歯茎の間のわずかな空間(ポケット)の部分。

 

この間の部分は、歯磨きだけで除去することは難しく「+α」のケアが欠かせません。

 

そして歯間のセルフケアでよく使われているものは「フロス&ピック」タイプのもの。

 

 

 

マイマイ
マイマイ
あれっ・・・

わたし、フロス&ピック・・・

いつも使ってましたけどwww

 

フロス&ピックでも汚れを取る効果はありますが、多くの場合、使用するのは歯磨き一回につき一本。

 

そして、その一本で複数個所のケアを行っている方がほとんど。それにより除去した汚れ(細菌)が付着した糸を、隣の歯間へ移動させてしまうことになります。

 

 

(指に糸を巻き付けて、一本一本の歯間ケアを行います。一見難しそうですが…覚えてしまえば意外とカンタン♪)

 

それを防ぐために、長い糸タイプの「デンタルフロス・フロアフロス」で使う部分を少しずつずらし、常に清潔なフロス面で歯間ケアを行うことで、とても効果があるそう。

 

 

 

 

普段の口腔ケアが不十分な方は、フロスを使ったケアや日々の歯磨きで出血を起こしやすいそうです。これはフロスによって傷ついたからではなく、慢性的な細菌繁殖により歯茎が腫れていたり、炎症しやすい状態になっているため。

 

継続的に適切なケアを行うことで、細菌が除去され出血や炎症は起こりづらくなっていきます。

 

必要なのは毎日のセルフメンテナンス!歯から全身を守るための知識と技術をオーラルケアから学ぼう

 

今回のセミナーに参加してくれたのは、看護師や歯科衛生士、理学療法士などの医療従事者や学生。

 

・全然知らない知識だらけで、医療者として凹みました・・・

・歯科で働いていても、知らない部分や新しい知識があり、いい勉強になりました

・「自分ヤバイ!」って思いました。これからフロスケア頑張ります

・患者さんのケアにもだし、家族で取り組んでみたいと思いました

 

看護師であるわたしもですが、医療従事者が思わず「目からウロコ!」となるような内容の数々でした。

 

日本の医療は、なんらかの異常や病気が見つかってからの「対症療法」が多く、その現状は医科も歯科も似ているようです。

 

歯科は一般病院とは独立しており、医師も異なるためか「虫歯くらい治せばいい」と軽視されてきた傾向にあるようです。

 

ですが今では歯科疾患と生活習慣病・全身疾患との関係や影響も指摘されるようになり、医療の常識・歯科の常識は常に変化しています。

 

「学校で習ったこと」が今でも正解とは限らない・・・。

 

そんな情報が溢れて常に新しくなっていく今・・・正しい知識を得て病気を予防していくためには、受け身ではなく自ら主体的に、必要な情報を得るために行動する必要があります。

 

 

「なぜ病気(虫歯・歯周病)になるのか?」

「どうすれば防げるのか?」

「どうすればより健康な状態を維持できるのか?」

 

オーラルケアでは【むし歯と歯周病の「病因論」】という、「なぜ虫歯や歯周病ができるのか?」が分かる本が出版されています。

 

 

マイマイ
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虫歯・歯周病のメカニズムがイラスト&読みやすい文章量でわかりやすい~♡

700円であっさりしてるのに、しっかり学べる一冊です♪

 

 

さらに、歯科衛生の後進国といわれる日本の中で最新の知識を学びたい方は、ぜひ一度オーラルケアの口腔ケア講座に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

 

最後まで自分の歯でご飯を食べたい・・・そんな方は正しい知識とセルフケア方法を身につけましょう!

 

マイマイ
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました♡

あなたの健康と幸せを願っています!

 

 

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